(もう10年以上前のことなので、)記憶が定かではないが、
おそらくニャンさんやその友達と旧市街のHair of the dogというクラブに行くことになった。
当時、ハノイのクラブといえばHair of the dog!ということで、人気のスポットであった。
調子に乗って飲んで踊ったその男は、酔っぱらってゲストハウスに戻っていた。
ゲストハウスまであと10数メートル、というところで、二人乗りのおばちゃんバイクに何か話しかけられ、
おばちゃん一人に身の回りを一周、ぐるっと回られた。後になって考えると、何か触られたような気もする。
ホテルにつきそのまま就寝。。。
次の日の朝、クレジットカードやタムロンのレンズ代金を立て替えた10万円ほど入った財布が部屋のどこを探しても見当たらなくなっていた。
大金が入っていたので、クラブに行くときもホテルに財布は置かず、身に着けて出かけた。
カーゴパンツの横のポケットに入れておいたはずだけど。。ない。
二日酔いの体を起こして、朝のHair of the dogに向かった。
店はもちろん閉店していたが、掃除?のボーイが中にいて、入らしてくれた。
事情を説明して、店内を探させてもらうことに。無い。暗い店内。椅子の下も、無い。
たとえその場で落としていたとしても、誰かが拾って、警察に届けてくれる、なんてことは無さそうだ。そんな雰囲気。
酔っぱらってダンスして、ポケットに入れておいた財布が今にも落ちそうになっているところを、
あのおばちゃん二人組がスッていったのかもしれない。
そういえば「レディ、マッサ」とか言われて、股間を触られたような記憶もある。
その流れでカーゴパンツの横ポケットから覗いていた財布も。。?
真実は闇の中である。ただ確かなのは、その日、男は異国の地で一文無しになった、ということだ。
一文無しというのは正確ではなく、男のポケットには3万ドン(150円位)が入っていた。
男は、まずは、その3万ドンで、二日酔いの腹にブンチャー(ベトナム風つけ麺)を流し込むことにした。
腹が減っては戦は出来ぬ。である。

コメント